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ありがとうございます

PCの件でメッセージくださった方、ありがとうございます。
どんな風に調子が悪いかというとですね、PCがもう老朽化してるのです。ラップトップで5年使っているので、新しいのを買ってデータを移すしかないそうなのです。本当は去年の夏頃から不具合多発だったのですが、「困った」といいつつ何もせず(一応外付けHDD買ったり、買い替え検討したりはしたのですが、大きなアクションはしてなかったです)そこから1年もったので、もう本当に買い替えるしかないらしいです。
現在は、新しいPCを弟に組ませているところです。試運転して、調整して、今のPCのバックアップを取って、データを移して…という作業がまだあるので、それらが済むまでもう少しかかりそうです。
今は、ちょっと複雑で重いサイト見たり、重いソフト使ったりするとブルーバックになってしまうのですが、「それはちょっと…そうとうやばいよ。」と言われました。なのでなるべくPCを使わず負荷をかけず、作業終了するまで無事でいることを祈っている状態です。

心配してくださってありがとうございます。現状はこんな感じです。とりあえずPC変えることは決まったので、あとは作業終了待ち、なのでございます。
PCって便利ですが、さっくりデータがなくなってしまう怖れもあって、お付き合いはドキドキですよね。
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残暑お見舞い申し上げます

暑い日が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ずっと更新せず、申し訳ありません。
実は、私のPCとても調子が悪くて、PCを使う作業が進みません。現在PCを新しくするためあれこれ調整しております。もう暫く更新できないと思います。
わざわざここまで見に来てくださってる皆様、本当に申し訳ありません。
環境が整ったら、ご報告致します。

あや 拝

心の闇 13

(何が…気になってるの…?)
ビアンカは先ほどの事をまた、思い出そうとした。脳裏に飛び交うイメージの断片、渦巻く闇の深淵、少しでもその記憶に触れると、まるで漆黒の舌が彼女を舐めるように、寒気がして鳥肌が立つ。かすかな恐怖さえ感じた。
彼女の中の何かがまた、思い出してはいけないと警告する。しかし彼女の本能は、それを避けてはいられないことを知っていた。
彼女はゆっくりと、イメージの断片を拾い集める。再び彼女を闇の深淵がとりまき、今度は彼女自身さえ取り込もうと渦巻き始める。逆らおうとするほどそれは彼女を包み込み、もがけばもがくほど、彼女にまとわりつき、きつく、重く、締め付けた。
「…カ、ビアンカ!」
彼女の目に光が戻り、透明な緑色の、大きな目をした物が見えた。ゆっくり視線をあげて、やっとビアンカはそれがピエールのスライムであることを理解した。
「大丈夫ですか、ビアンカ」
ピエールの声はまだ緊張していた。肩におかれたピエールの騎士の手の感触に、ビアンカはここが甲板であると実感し、ほっとした。
「え、ええ。だい…じょう、ぶ…」
舌がうまく回らない。落ち着こうと自分の腕を抱いて、手のひらに汗をかいていることに気が付いた。手だけではない。全身に汗をかいて、指先は氷の様に冷たかった。
ビアンカは、ピエールに差し出された、冷めた紅茶を一口含んだ。飲み込もうとするが、喉の奥に何かが詰まったようになり、飲み込めない。やっとのことで、ゆっくりと飲み下すと、ほうっと息をついた。
「もう少し、いかがですか?」
「ありがとう」
今度は先ほどよりはすんなりと、言葉が出てきた。
ピエールはカップに紅茶を注ぐと船室に入っていき、すぐに湿らせた手ぬぐいを持ってきた。
無言で差し出された手ぬぐいを、驚いた表情で無言で受け取ったビアンカは、とってつけたように「ありがとう」と言った。そして、手と、顔と、首筋とを拭った。拭いながらビアンカは、まだ混乱している頭で、(ピエールはどうやって、こういう事を学んだのかしら…もしかしたら魔物にも、もともとこういう気遣いをする心があるのかしら…)などとぼんやり考えていた。
やっと人心地つくとビアンカは、ピエールとマーリンを見た。
ピエールはまだ心配そうに、落ち着かなげにしているが、マーリンはしわの奥から、じっと観察するように、ビアンカを見ていた。
彼らは再び黙って、ビアンカが話すのを待っている。
ビアンカもまた、このまま黙っている訳にはいかない事、そして自分だけではこの事を解決できないであろう事がわかったので、もう一度、今度はあの闇の触手に捕まらないように用心して、考えた。
そして、一つの疑問に辿り着いた。

さっきのあのイメージ…小さなリュカを、そしてビアンカまでもを取り込もうとした深淵…あれは、もしかしたら『闇』ではないのか。

しかし、『闇』とは何なのか…あれが『闇』であったのか…それがわからない。

『闇』という言葉は、子供の頃からよく聞いていた。子供が癇癪を起こしたり、わがままを言ったり嘘をついたりすると、大人達はよく『闇にのまれてしまうよ』と言っていた。教会の牧師様も『闇』という言葉をよく使っていた。
子供の頃は、『闇』がなになのかわからなかった。なにかとても恐ろしい事だろうという程度の理解であったのだが、それでも『闇』という言葉は子供を怖がらせるのに充分な何かがあった。大きくなるに連れ、その言葉を聞くのは教会のお説教の時くらいになっていく。それは『闇』について学んでいくからなのだろう。
しかし、『闇』が何なのか…確かな定義を聞いたことがない。
敬虔な信者とは言い難いが、それでも教会のお説教はきちんと聞いていた。両親の小言も、ちゃんと聞いていたはずである。それなのにビアンカは、『闇』がただ漠然と、恐ろしい物としか知らなかった。
(そういえば、マーリンにも『闇』の事を聞いた…)
しばらく思案してから、ビアンカは座り直すと、恐る恐る切り出した。
「マーリン…私があなたに呪文を教えていただけるようになったとき、確か…『闇』の話をしてくださいましたよね。」

目を伏せて、冷めた紅茶をすすっていたマーリンが顔を上げた。
一瞬の静寂の後、マーリンは低い、落ち着いた声で答えた。
「よく覚えておいでじゃな。確かにわしは、『闇』の話をした。」
マーリンはカップをトレイに置き、ローブに空気を含ませてふわりとさせると、その場に座り直した。そしてまるで経を唱える様な声で、言った。
「呪文は、無から有を作る物ではない。呪文とは己を開き、自身の内にあるエネルギーを使って発生させる事象じゃ。」

マーリンはそっと、右手を拳にして差し出した。人差し指をすっと伸ばすと、その先に青白い小さな炎を灯した。炎自体は小さいものなのに、それは辺りを照らし、マーリンを、ピエールを、そしてビアンカを闇の中に青白く浮かび上がらせた。しかし、不思議と熱さは感じない。むしろ冷たく感じるくらいだ。そしてビアンカは気付かなかったが、その炎は彼らの後ろに影を作っていなかった。青白い光がまるで、ドームを作りその中の全てを照らしている様だったのだ。
ビアンカは思い出した。以前マーリンが『闇』の話をしたときも、同じように炎を灯していた。「まじないじゃよ。『闇』を語るのに、用心するに越したことはないからのう。」確かマーリンはそう言っていた。

「しかし己を開く事で、己の中の闇を無防備にさらけ出してしまう。悪意と憎しみのまま呪文を唱えれば、己の中の『闇』をも解放してしまう。また、呪文を使える事でおごる気持ちは隙をつくり、『闇』を増大させ、『魔』を呼び込む。」
マーリンは単調な口調で、一息にここまで語ってビアンカを見た。
「確かに、そう言ったよ。だから慢心せず、心を強く持ち、己を見つめよ、と。その先ははまた、時が来たらお教えしようともな。呪文を習うとき、多くの者はこの話を聞くはずだが、また多くの者がこのことを忘れてしまうんじゃ。よく覚えていなさったな。」
しわしわの顔にいっそうしわを寄せてにい、と笑うと、マーリンは続けた。
「それで…おまえさんが聞きたいのはなんじゃね?続きを聞きたいのかね?」
しわの奥に光るマーリンの鋭い眼光に、ビアンカは心を見透かされている気がしてドキドキし、目をそらした。
「そうではないんじゃろ?おまえさんが知りたい事はなんなのか、よぉく、自分の心に聞いてごらん。わしは遠回りしてもかまわぬが…はてさて、何を知りたいのかな?」
ビアンカはマーリンの方に向き直ると、マーリンの指先でまるで踊っている様な炎をじっと見つめた。

メールフォームお返事

>闇樹さま
ありがとうございます。
ごぶさたしておりますぅぅぅぅ。来てくださって、うれしいです。改めてメールしますね。以前メールして頂いたアドレスで届きますでしょうか?

>駄日記の見出しについて
ご指摘ありがとうございます!確かにこれは『主ビア』です。早速修正いたしました!
もしかして、『勇ビア』を探して来てくださったお客さまでしょうか?もしそうでしたら、がっかりさせてしまって、申し訳ありません。お手数をおかけして申し訳ないのですが『勇ビア』について、メールアドレス明記でお問い合わせ頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。
違っていたら、ごめんなさい!


今日の私は馬鹿者です。222と234を自分で踏んづけました。
キリ番やっていないから、まぁ、いいのですが…でも、なんと間の悪いことよ。

心の闇 12

月は中空を過ぎ、寝床に帰ろうとするかのように海へと降りつつあった。
甲板を大陸からの風が吹き抜ける。
操舵をドラきちに任せたマーリンとピエールは、星を使い船の位置を測定していた。
「潮が速い様じゃな。予定より早く港に入れそうじゃ」
マーリンは満足そうに言った。
「ビスタとは、どんな所じゃね?」
「小さな港ですよ。船もあまりありませんでした。」
「ほう、そうかね。それでも知らない所に行くというのは楽しいもんじゃな」
二人はのんきそうに話していたが、すでにその気配に気付いていた。あからさまな敵意が、彼らに近づいてくる。マーリンは置いていた杖をそっと拾い上げ、ピエールは騎士の手を剣に掛けた。
二人が同じタイミングで振り向くと、そこにはビアンカが立っていた。

月光が、風に吹かれる金糸の髪を照らし輝かせ、怒りは頬をバラ色に染め、空色の瞳は澄んで輝き、なんの飾りもない綿の寝間着を無造作に着ているだけであるというのに、そのりんとした雰囲気が息を呑むような美しさを醸し出し、さながら『戦いの女神』であった。

そして女神はその手に、幻想のような美しさとは不似合いな、『現実』を持っていた。

二人は一瞬彼女に見とれ、そして慌てて構えをといて、そっと目配せした。何も聞かなくても、そのむき出しの敵意が何事かあったことを伝えている。
「ビアンカ、どうしたんですか?こんな遅くに。」
「スミスか、ガンドフを見なかった?」
ビアンカは抑揚を押さえた低い声で、まっすぐ彼らを見ながら言った。
「ガンドフは舳先の方でコドランと寝ておったよ。スミスは…台所におらんかったかの?」
「台所には、もう、誰もいませんでした。」
「そうか、ではもう寝てしまったんじゃな?どうしたね?」
ビアンカはため息をつき、二人のところまで歩いてきた。
「リュカが…床で寝てしまったので、ベッドに運んでもらおうと思ったんですが…」
二人は顔を見合わせ、しまった!という表情をした。
「すみません、ちょっと、飲ませ過ぎましたね。」
「いいのよ。飲んだのはリュカだもの。」
いいと言ってはいても、ビアンカの言葉はとげとげしく、怒りがこもっていた。この怒りの対象が自分たちなのかリュカなのか計りかね、ピエールはマーリンに助けを求めた。
「ふぉっふぉっふぉ、それなら床に転がしとけばよい。冬の野宿も平気な身体じゃ。船室ならば上等じゃろう」
マーリンはいつもの調子で答えた。
「ところで、何を持っておいでじゃな?」
「これは…ケーキです」
そんなことも知らないの?という口調で答えてしまい、ビアンカはあわてて付け加えた。
「さっき焼いたんです。召し上がりませんか?」
マーリンとピエールは、再び顔を見合わせた。

ずいぶん前に、スラリンとメッキーがケーキがあると言いにきた。彼らは予想通りその権利をゆずってもらい、喜んで台所へともどっていた。そのときマーリンとピエールは、こんな時間にケーキがある理由を聞き、せっかくリュカを部屋に帰したのにと少々がっかりしたのであった。

ビアンカの語調は柔らかくはなっていたが、断れない響きがあった。
「あー、そうじゃな、では…いただこうかのう」
三人は観測器の側に、トレイを囲んで座った。
ビアンカは皿を二人に渡すと、ポットからお茶を注いだ。
「冷めちゃった…いれなおしてきます。」
「ああ、いいですよ、ビアンカ。丁度喉がかわいていたので、そのくらいの方がありがたいです。」
ピエールの言葉で、腰を上げたビアンカは座り直すと、お茶のカップを二人の前に置いた。
「こんな時間にケーキとは、なかなかデカタンでいいものじゃな」
マーリンはいいながら、ケーキをほおばった。ピエールしばらくフォークの先でつついていたが、小さく切ると少しずつ口に入れた。
ビアンカは背筋を伸ばしてかしこまって座り、黙って、減っていくケーキを見ていた。しかし、彼女の目にケーキが映っていないことはあきらかだった。気まずい雰囲気が流れる中で、二人は無言でケーキを食べ続けた。
それが半分に減った頃、マーリンいきなり核心を突いた。
「それで、何を怒っとるんだね?リュカと喧嘩でもしなさったか?」
「喧嘩なんてしてません。」
ビアンカはぷいっと顔を背け、つっけんどんに答えた。
「ただ、リュカが勝手に勘違いしてて、私が勝手に怒っているだけです。」
「ははあ、勘違いとな。そりゃ、困ったね。」
マーリンはちっとも困っていなさそうな口調で言った。
「勘違いなら、それは勘違いだと言ってやればいいんじゃないかな?」
ビアンカはびっくりした様子で、マーリンを見た。
「私が、ですか?」
「そうじゃよ。勘違いだとわからないから、勘違いしとるんじゃろ?誰かが本当のことを教えてやらねば、いつまで経っても勘違いしたままじゃろ。」
「そうですけど…」
ビアンカは小さな子供が拗ねている様な表情で、マーリンを見た。
「でも…面と向かって言われたわけじゃないし…」
「それじゃ、なんで知っとるんだね?」
「ええと、その…寝言で…」
ピエールのスライムはついうっかり、あちゃーという表情をした。空き樽など転がしておくべきではなかったと後悔したが、今更遅い。
「だったら、おかしな夢でも見とったんじゃないのかね?」
「そうでしょうか?酔ってる時って、本音が出るって言いますよね?だったら彼のあれは、本音なんじゃないでしょうか?」
ビアンカはふくれっ面で抗議した。
相変わらずマーリンは表情を変えず、ひょっひょっひょっと笑って答えた。
「本音かもしれんな。だったらなおさら、勘違いだと言ってあげなさい。寝言で言うほど気にしているということじゃろ。」
「でも!だって…リュカが勝手に勘違いしてるのに!」
ビアンカはますますふくれっ面になり、身を乗り出して声を荒らげた。
「私のこと、そんな風に思っていたなんて!ぜんっぜん私のことをわかってないっていうことじゃないですか!結婚式の時から?村で会った時から?もしかしたら小さい頃からずっとそう思ってたの?だったらなんで、結婚してくれなんて言ったわけ?好きだから、村に帰らないでって言って、でも、そう言っておきながら、そんなこと考えてたなんて!私のことそんな風に思ってるなら、一緒にいてなんて言わなきゃいいじゃない!」
「ビアンカ!」
たまりかねたピエールが、遮った。
ビアンカははっとして、真っ赤になった。
「…ごめんなさい…」
「よいよい、気にすることはない。気持ちというのはな、他人に話して気付くこともあり、まとまることもありじゃ。言って気が済むんじゃったらいくらでも言いなさい。」
「いえ…もういいです。ごめんなさい…」
マーリンはケーキの最後の一口を食べると、フォークを置いた。冷めたお茶の匂いを嗅いで、「ほう、これはけっこう上物じゃな」とつぶやくと一口飲んで、続けた。
「言う言わないはおまえさん達の問題じゃ。気が済むまで、よく考えなさい。時間はたっぷりあろう。愚痴ならいつでも、いくらでも聞くからの。」
マーリンの、父親の様なやさしい口調に恐縮し、ビアンカはますます赤くなり、ちいさくなった。
「じゃがな、そんな風に、感情にまかせて心を乱してはいかんな。闇に取り込まれてしまうよ。」
「…やみ…?」
マーリンもピエールも、急にビアンカの怒りがひいたのがわかった。ビアンカは困惑した表情で、輝きを失った空色の瞳は、落ち着きなく左右に動いている。マーリンとピエールはそっと目配せすると、お茶をすすりながら、ビアンカの言葉を待った。
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